法隆寺金堂壁画と百済観音の展覧が東京国立博物館にての開催が決まりました。
法隆寺は日本で初めての世界遺産に認定されました。法隆寺には西院伽藍の中心には世界最古の木造建築であり、金堂にはおよそ1300年前の飛鳥時代に描かれた壁画がありました。
しかし1949年( 昭和24年 )に法隆寺の火災によって大半が焼損してしまいました。
法隆寺金色堂の火災をきっかけとして1950年に文化財保護法が成立されてから2020年は70年を迎える節目の年です。
これは本展覧会に出陳される毘沙門天立像の部分拡大写真です。平安時代承暦2年(1078)の作ですが当初の彩色が驚くほどあざやかに残っています。毘沙門天立像は金堂修正会という国家安泰を願う法要の本尊として、吉祥天立像とともに法隆寺金堂に安置されています。#国宝 #毘沙門天 #法隆寺 pic.twitter.com/12hYmWAxDs
— 特別展「法隆寺金堂壁画と百済観音」 (@horyujikondo) December 13, 2019
東京国立博物館にて法隆寺金堂壁画・百済観音開催
・ 場所 東京国立博物館 特別4室・特別5室
・ 開催期間 3月13 ( 金 )〜5月10日 ( 金 )
前期 3月13日( 金 )〜4月12 ( 月 )
後期 4月14日( 火 )〜5月10 (金 )
・ 時間 9時30分〜17時( 金・土は21時まで)
閉館30分前までに入館して下さい
・ 休館日 月曜日 但し3月30日・5月3日は開園
・ 料金 一般 1200円 前売り 1100円
大学生 600円 前売り 500円
高校生 400円 前売り 300円
中学生以下は無料
障がい者とその介護者1名は無料
( 入館の際に障がい者手帳を提示 )
・ 交通 JR(上野駅)から徒歩10分
(鶯谷駅 )から徒歩10分
メトロ東京 銀座線・日比谷 ( 上野駅)出口7.9徒歩
10分 千代田線 ( 根津駅 )徒歩15分
京成線 (上野駅 )徒歩15分
チケット情報
前売りは2020年1月7日 ( 火 )〜3月12日 ( 木 )
展示会公式サイト・各種プレイガイド・東京国立博物館正門チケット売り場 ( 閉館30分前まで )
東京ミュージアムぐるっとパスで当日券一般1200円を1100円 ( 100円割引 )で購入可能。正門チケット売り場( 窓口 )にて申し出必要です。
本展観覧券で期間中観覧当日一回に限り総合文化展 ( 平常展 )も観覧可能。
観覧のご予定を立てている人は前売りチケットの購入をおすすめしますね。
法隆寺金堂壁画の見どころは?
奈良時代の法隆寺の壁画に描かれ、7世紀頃の仏教壁画です。
歴史的な史料がない為作者は不明となっています。
インド・アジャンター石碑軍の壁画・敦煌莫高窟の壁画と共にアジア古代仏教絵画を代表する作品の1つでもありましたが1949年の火災で焼損してしまいました。
その後焼損してしまいましたが焼損前に描かれた模写の数々や
ガラス乾板などが残っているおかげで今でもその頃の威容がわかります。
法隆寺金堂壁画は釈迦浄土国・阿弥陀浄土国など仏の群像を描いています。
・ 大壁 ( 高さ3.1メートル幅2. 6メートル )4面
・ 小壁 諸菩薩を単独で描いた
( 高さ3.1メートル幅1.5メートル )8面
百済観音について
江戸時代は虚空蔵菩薩とされていましたが明治時代になって透し彫りの宝見が見つかった為にその正面に観音菩薩の象徴である阿弥陀如来の姿が表されていた為 [ 百済観音 ]と。
この百済観音は像の高さが210センチ・すらっとした体形に優しい微笑みがなんとも言えない趣きとなっています。
昭和の初めまでは金堂内に安置されていましが現在は法隆寺の大宝蔵院内に安置されています。
1997年にルーブル美術館で公開され世界の人々に魅了されてからは、法隆寺から外に出ることはありませんでしたが今回国立博物館の開催にて23年ぶりの公開になります。
その他金堂ゆかりの選りすぐりの寺宝も紹介
金堂の本尊釈迦三尊像の左右に安置されている
・ 毘沙門天立像 ( 国宝 )
・ 吉祥立像 ( 国宝 )
法隆寺金堂壁画と百済観音の開催期間は3月13日から5月
10までとの開催となっています。
ぜひお時間を作って飛鳥時代の文化を散策されてみるのもよろしいですよね。